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ぺティグリーチャム

このblog唯一のトラックバックを、トップブリーダー関連のblogの運営者様からいただいておりますが、私とモグさんとの関係は、到底ブリーダーと飼い犬と言ったものではないなぁと思い、その辺を文章化してみたいと思う。
文筆が苦手なので失敗するとは思うが。
トラックバック頂いたblog様や一般ブリーダー様に文句があるわけではありませんので、予めご了承願います。

実家の中庭に、モグと言う名前のシベリアンハスキーのオスが住んでいる。

モグさんの父は、飼い犬と言う立場ながらも鳩を狩る特技をもっており、野生を忘れていない立派な犬だった。
散歩の際は力強く友人の乗った自転車を引っ張り、流石ソリを牽引する際にも活躍する仕事を持った犬と言ったことを感じさせた。
顔つきはやや凶悪さも感じさせる容貌で、私がもし泥棒だとしたらコイツのいる家はやめておこうと思わせるに十分な風格である。
それでいて、飼い主とその友人には優しく、シベリアンハスキーとして想像される立派な要素を兼ね備えていた。
一方、モグさんの母も、同じ友人宅で飼われていたのだが、純潔のシベリアンハスキーとは、思えないほどの可愛らしさをもっており、潤んだ丸い瞳、柔らかな鼻へ至る曲線など、犬の妖精といっても過言ではない可憐さだった。
それでいて、飼い主とその友人共に分け隔てなく噛み付き、吼え散らかす凶暴な犬で、学習能力の無い私は、毎度可憐さに目がくらんでは、手に生傷を増やすと言った始末だった。
そんなご両親から生まれたモグさんは、それなりの器量と凶暴さを兼ね備えた顔つきで生まれてきたが、性格はどちらにも似ず、すっとぼけて、物事に執着しない、のんきな犬として育った。

もともと、モグさんはおじい様の飼い犬として、私の友人宅で生まれた子犬を頂いてきたものだ。
はじめてみた時は、友人の手のひらに兄弟と共に3匹同時に乗せられており、毛も無く、手足も短い、芋虫の様な、それは圧縮されたパーマンセットを思い出させた。
我が家は、賃貸マンション暮らしの上、父が断固として動物を飼う事を許可しない家庭であった為、里親を探していると言った話も耳を通り抜け、犬は蝶と同じで芋虫から変態してできるのだなと、言った感想を抱きつつ、彼らとの会合もこれっきりになるのだろうと、然したる感情も持たなかった。
数ヵ月後、じい様が公園デビューをしたい見たいな動機で犬を飼いたいと言い始めた。
室内犬を所望していたようだが、シベリアンハスキーなら匂いも少なく、うまく飼えば室内でもいけるだろうと言った情報を本で仕入れていたので、じい様に、これこれこうゆう犬ならばただで手に入るであろうことを話したところ、とりあえず飼ってみる事になった。
数ヶ月ぶりに再会したモグは、既に脱皮したのか犬の形をしており、体重も2キロ程度になっていた。
彼は、突如現れた男に、誘拐されて自転車の籠という乗り心地の悪い移動手段を用いられ、生家を後にすることとなった。

その頃、じい様の家には、じい様と私の二人で住んでいた。
じい様は戦争も体験している昔然とした男で、私は生来の健忘症と怠け者だった。
つまるところ、この家は、何かを育てると言ったことには、向かない環境であった。
じい様は最初こそ、彼を人間にとって立派な犬に育てようとしていたが、彼がすくすくと育ち20キロを越えた頃には、力及ばず散歩中に暴れるのを御せ無くななり、その後、散歩は僕や、なぜが父の仕事となった。(じい様の公園デビューは失敗した。)
このことは、新しい発見をさせてくれた。
まずは、父が実は動物好きであったこと。
動物が好きだが、感情を移入しすぎてしまう父は、別れのつらさも人一倍であろうことを、本人よく理解しており、無精者である私に対して、動物を飼うことを許可しなかったと言うことが判明した。
また、自分が動物を飼うに値しない程の無精者であることも、判明した。
幼い頃、僕が世話をするといった約束で、母と共に買って来たウサギを返品させた、父の判断は正しかったのである。

そんなこんなで、散歩も稀、餌も一方的、人間たちは遊びたいときにだけ来るといった環境におかた彼は、あまり多くを期待しない犬となった。
それどころか、運動量が少ない時期には餌を自ら残し、体調管理に勤めるようになった。
健康診断などもフルパスで、医者からも珍しいほど体重の変化が無いし健康だとお墨付きだ。
散歩しないことを、肯定してはいけないし飼い主の責任放棄とも思われるような飼いかただが、それでも、じい様や、父がなくなった後も生き、尻尾を振り続ける彼を見ていると、ドッグショーやコンテスト参加を目指し、躾、美容を磨くような(所謂トップブリーダーが行うような)飼い方じゃなく、なぁなぁな関係でも、いいような気がしてくるのだ。
敢えて言うことじゃなく、ほとんどの人がそんな飼い型だろうけど。
胸を張らずに小さな声で、これが私たちのトップブリーディングだと思う。
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2007年01月22日 その他 トラックバック(0) コメント(0)

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